去年は、(トイレの神様)が流行、私も紅白で、始めて最初から最後まで聞いた。
紅白で、聞いたのはこの曲だけだったけど、この歌により、世のおばあちゃんの
存在が少しはアップされたのではないかと思う。
考えてみると、小阪に住んでいた時、いじわるだったけど、ずいぶんとおばあちゃんから
教わったことは多かったかと思う。しつけと言う点では、おばあちゃんの影響が大だったろう。
そんなことを思い出していたら、叔母とおばあちゃんぐらいの人が使っていた関西言葉が、
今はもうほとんど使われる事が、なくなってしまっている。
良かったなと思いだすのは、ご飯を食べて 「ごちそうさま」と言うと 「はい。よろしゅう おあがり」と、
必ず言ってくれた。(はい、よく食べたね)
「そんな ぞんざいなことしてからに」 (そんな あらいこととか、いい加減なことして)かな?
「だんない だんない」 (かまわない かまわない 大丈夫)かな?
「おおきにはばかりさん」 (ありがとう。)?でも はばかりとは 厠のことも、はばかりと言ったが?
「あんたは あいさに(時折)おちょけになるな」 (ふざける) もう一つにはいちびりとも言う。
「ぎょうさん食べとかな、おおきィ~になられへんで」 (沢山)だが これは私もよく使っていたが
ある時、「誰さん?」と聞かれた。 ぎょうさんは誰かの「名前」と思われたらしい。
いっぱいあった、あの時代しか、使われていなかった言葉が、何時から使われなくなったのだろう。
良いしきたりも、消えていった。私も孫達に 「ごちそうさま」の後に、 「はい、よろしゅうおあがり」だけ、
今からでも遺しておこう。柔らかい良い、おばあちゃんの言葉を!