<お手洗いの処に>?なんて読むのか? <チキンと野菜のトマト煮>
京おどりを見ての帰り、お昼ごはんを何処かでとウロウロして見つけた店。
私の嗅覚はまだ衰えていない。だいたいの感が働いて入った店で、
余り失敗はないのだ。これは一つの自慢でもある。
小さな入り口を入ると懐かしい風を感じる雰囲気だった。
4人座れば窮屈そうなカウンターに席をお願いして座らせてもらった。
常連風のおじさんたちが二人、そこで談笑をしていた人達は、店主と知り合い。
そのカウンターに座ると目に飛び込んで来るのが、大きな灯篭の庭だ。
庭はそんなに広くないのにこの灯篭の大きさに驚く。
もう一つ並んでいたので、元々は大きな庭ではなかったのだろうかと思わせた。
写真を撮らせて貰っていたら店主が来られていろいろ説明してくださった。
やはり、元は広い庭のある豪商のようだったらしい。
ここに住んで居られた方を知っていたから、4年前にこうした店を始めたそうだ。
所謂流行の町家ではなく、ある姿のまま始めて店主自らが傷んだ所を今も補修して、
居られるらしい。朝ごはんの時間が忙しいみたい。
このあたりの民宿のような所での泊まり客が来るらしい。
お昼の<ろじうぜん>も丁寧さが伝わって来る味であった。
奥さんが料理を担当で、だんなさんは、別の仕事をされているらしい。
朝ごはんを食べてみたくなる店だった。