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C) 2012 フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ
『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などで人気の矢口史靖監督がメガホンを取った、頑固なじいさんとロボットをテーマにした爆笑コメディー。弱小家電メーカーの3人組が新型ロボットの開発に失敗し、その場しのぎで中に老人を入れてロボット博に出場したことから巻き起こる騒動を描く。一躍人気者になってしまうロボットの中の老人を、ミッキー・カーチスが新人俳優・五十嵐信次郎として好演。共演には『蛇にピアス』の吉高由里子、『鴨川ホルモー』の濱田岳ら多彩な顔ぶれがそろう。
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娯楽映画は、<こんな風でありたいと思う>見本のような<分かっていて良いのだよ。>
そんな事をはっきりとさせる映画だった。大声ではなくても、笑いが込み上げてくる。、
私世代は、あのミッキーカーチスが!、老人役で!、しかも、良い味を出している!
それだけで感動だ。新人俳優・五十嵐信次郎だって!そんな名前、まさか 本名ではあるまい。
単なる娯楽ではあるのだが、問題を考えれば高齢化社会への、皮肉であったり、十羽一絡げにする
老人施設の、あり方、それぞれの老人の個性を無視していて、まるで良いことをしています風を
ヒケラカシテイル施設への皮肉とも、取れる。
老人を取り巻く関係者と、ほんの少し思いやる所が出てくるのが、ホッとする。
吉高由里子が、のびのびしているのが良い。それにミッキーカーチスが絡むから面白い。