原子力戦争。

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1978年に上映されている。原作・田原総一郎、黒木和夫監督、原田芳雄主演。

田原総一郎が小説を書いていたなんてしらなかった。この時代には全く知らなかった映画だ。

原子力発電所の港町を舞台にしている。元恋人を探しに来た原田芳雄が、恋人の死の真相を

調べるなかで、原発との関連で心中とされていた事に疑問をいだき、動き出す。

映画の中では、真相ははっきりしないままなんだが、1978年と言う頃に電力会社による

<原発事故の隠し>を表わしているのが、今だから、凄いと思った。

告発シーンとして、ゲリラ的な行動を映画の中に入れている。原田(主人公)が、原子力発電所の

組合員に話を聞いて、発電所の入り口を訪れる。いきなり守衛が出てきてカメラの前で手をかざし、「入らないで下さい。映さないで下さい。」

と言う様子がある。入り口をやたらウロウロする原田、そんなドキメンタリーを、入れている様なシーンだ。何故、入り口なのに神経質なんだ?と、

観ている者もはっきり疑問として残る。福島の事故後、4月、テレビで放映がされたが、すぐ中止になったらしい。

今、原作とも注目をあびている。

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