通常でも8日かかる参勤交代を5日で行うよう幕府から無理難題を押し付けられた小藩が、
奇想天外な作戦の数々でピンチを切り抜けようとする時代劇。
第37回城戸賞の入選作を、『鴨川ホルモー』などの本木克英監督が映画化した。
資金も人数もない中、藩と領民を守るため奮闘する藩主には佐々木蔵之介、ヒロインを深田恭子が演じる。
共演には伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則ら実力派がそろう。
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2011年に城戸賞を貰った作品で、本当に福島に貧乏な小藩があったらしい。
この城戸賞は、<映画はシナリオが、基本だ>として、作られた賞にもかかわらず、
その中から、映画化されたのはほんのわずからしい。
最近では「のぼうの城」。
ここで、シナリオセンター代表の小林さんの話の一部を記載させて貰う。
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土橋章宏さんの「超高速!参勤交代」。
本日講談社より小説として刊行され、松竹で映画化が決まりました。イエーイ!!
「城戸賞」はご存知のように、映画制作者として大きな貢献をされ、藝術家、技術家の育成に努められた故城戸四郎さんの「日本映画の振興には、脚本の受け持つ責任が極めて大きい」との持論に基づき、新らたな人材発掘、創作活動を奨励するために設けられました。
映連(映画製作者連盟)各社のプロデューサーによる審査で、毎年映画の日12月1日に授賞式が行われています。
昨今ヒットした映画「のぼうの城」も城戸賞受賞作ですが、小説でベストセラーになり、やっと映画化になったという経緯があります。
土橋さんの「超高速参勤交代」は、小説化と映画化が決まり、一足お先に小説が刊行の運びとなりました。
映画は2014年公開予定です。
このお話は奇想天外ですが、ちょっと時代劇版「半沢直樹」かも。(笑)
なにせ、小藩をつぶしにかかろうとする幕府の老中をアッと言わせてやるんですから。
参勤交代、天災でお金のない超貧乏小藩が8日はかかる参勤交代を「5日以内に参勤せねば藩を取り潰す」と無理難題をかけられます。
殿様以下7名は、頭を使ってちゃんとした大名行列にみせながら、山野を踏み越え、公儀隠密、お庭番などの妨害に遭いながら、江戸城本丸へ5日間でみごと辿り着く、知恵とアクションの痛快時代劇なんです。
受賞された脚本も、あまりの面白さ、発想の見事さに、アッという間に読破しましたが、小説もまた・・・。シナリオとはまた違った面白さで、ぐんぐん読んでしまいました。
まずは、小説を読まれて、映画を観ましょう。
土橋さんは、函館港イルミナシオン映画祭でグランプリ、TBS連ドラ大賞入選、そして、小説でも伊豆文学賞をとられています。
筆力も、発想力も、書く早さも、ちょっと右に出る者はないくらいすごい方です。
「テンポよし!キャラよし!読後感よし!スカッとした!」この小説を読んだ書店員さんの感想のひとつですが、作品も作者もまさに、この通り。(笑)
これから、大きな活躍ぶりが楽しみです。ガンガン応援していきます。
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映画化されるまでに物創りの人たちの期待と興奮があったかが、伝わります。
映画は、痛快! 爽快!愉快!さむらい!の映画です。
福島のイワキで、今のいわきです。
無理難題の5日での参勤交代を工夫を凝らした成し遂げる、勧善懲悪な分かりやすさで面白い。
佐々木蔵之介さんと市川猿之助さんが出ると先日のスーパー歌舞伎を思い出しニンマリしてしまった。
吉宗の台詞、福島にエールでした。
「未来幾年に於いてもこのいわきの土を汚すことはするまいぞ!」と。石原議員に聞かせたいわ!