今年の始めての映画が、「酔いが醒めたらうちに帰ろう」だったから、少し迷ったけど、
西原さんのは、殆んど観ているから、出かけた。観にいくのに、ひっかかたのは、小泉今日子と、
元夫との競演というのが、実際の西原さんと鴨志田さんとの、関係と同じで、話題性的な物を
感じたからだ。興味本位で観にいく人もいれば、私の様になんとなく素直に受け止められないのも
この映画の入りに、微妙に影響するかもと、思ってしまった。
しかし、取り合えず先入観をなくして観れたのは、はっきり言って、永瀬正敏の映画とかドラマは
観ていなかったから、良かったかも。内容は鴨志田さんからの目線でなく、西原さんの目線だから
前の酔いがさめたら・・・を観ていたから、比較というか、子供との付き合い方、仕事の中で母でのあり方、
妻でのあり方、夫との距離感など、何気ない言葉や動きで表されていたと思う。
話題性として、元夫との競演となったことなど忘れてしまう程、二人の関係が、語らないから良かった気がした。
何よりも小泉今日子が、生活臭を出せているのが、西原さんと重なるぐらい、良かった。あのアイドルが、
こんなにも、生活を感じさせる人になっていたのが、一つの感動でした。
夫婦の関係って、他人にどんなに話しても分からない物がその夫婦、夫婦にあるのだと、私自身も重ねて、
帰ってきてから思えた作品だった。<なまものだからなあ~~~って>感じだ。
映画館を出ても、4歳の女の子フミが「おかしゃん!」と呼ぶ言い方がなんとも、可愛く心地よく耳に残った。