「ぼけますから、よろしくお願いします。」

テレビディレクターの信友直子が、故郷の両親を撮影し反響を呼んだドキュメンタリーに、
追加の取材と再編集をして映画化。80代後半で認知症になり自身の異変に戸惑う母と、
95歳で家事と介護を担う父の姿を、葛藤しながら離れて暮らす娘の視点で映し出す。
長年連れ添ってきた両親の日常を、ドキュメンタリー制作者の視点で真っすぐに見つめる。

あらすじ

大学進学のため上京して以来、東京で一人暮らしをするテレビディレクターの信友直子は、
45歳で乳がんを患う。母の支えもあり人生最大のピンチを切り抜けた直子は故郷の両親を撮り始めるが、
やがて母の異変に気付く。母は2014年に認知症と診断され、
90歳を超えた父が母の介護をしながら家事を行う。
父は、仕事を辞め実家に戻るべきか悩む直子に、自分の仕事をしなさいと伝える。
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つい最近に、いろいろと考えさせられる出来事があった。
姉との久々の再会で、たった3年程前に会ったのに、
余りにも変わり果てていた。認知症が始まっていたのだ。

ショックの強い想いをしていた時、この映画を観たのだ。
観てどう捉えるかというのもあり、他人事でなく、自分の事を
きっちりと見つめる意味もあり足を運んだ。
誰もが通る事ではあるのだが、時としてカメラを回す監督の
辛さをも感じてしまう事もあり胸が締め付けられた。
人の終活はいろんな形があるので、同じだとは言えないと改めて思う。
人は生まれて死ぬまで人格があるのを、訳が分からなくなっても、
分かって欲しいと思うのである。尊厳、尊厳を持って欲しいと・・。
どこかで叫んでいるような、私もいっしょに叫びたかった。
置かれている事情で、それぞれ感じ方があるだろうと思う。
こうした映画がこんなにも長い期間に撮られていた事に感謝する!

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