献立は・しのだご飯・あらめのサラダ・かぶらと大根と豚ばらの含め煮。
高野豆腐。(しのだはうすあげから狐のことで)
とてもさっぱりとした和食での夕食。
あらめのサラダは、人参の千切り、絹さや、あらめ、もやし、ゴマとポン酢、マヨネーズ。
しのだご飯は、生姜と絹さや、うすあげをいため酒と醬油、砂糖で甘辛くするだけ。
ごはんに乗せて食べるのだが食がやばいほど進む一品。
店でも献立のメニュウーに加える事があった。教えてくれたのが料理の苦手なJちゃん、
そのJちゃんに教えたのが、男性でDちゃん。毎年、年末には餅つきとパーティーをする。
その席でこの「しのだご飯は僕がJに教えたんや!」と得意げに話していた。
元々料理にはこだわっている人で、だしのとり方など丁寧で学ぶ所が多かった。
JちゃんのだんなUもかなりの料理人で、二人の料理自慢話は闘いのようであった。
その<しのだご飯>の話が出たパーティーの時だったと思うのだが何気なく、
「料理上手な男の人はナニナニ上手というのやで!」ちょっと下ネタ的な事を言った。
気がつくと厨房の中に、<我こそわ!>っと5,6人の男性が店の冷蔵庫などを開けて、
料理を競って作り出したのだ。作ると一番に私の所に厳かにお供え物をするように、
「いかがでございましょうか?」とお伺いを賜りに来るのだ。
面白いから適当に感想を言ってほめて遣わすと<そりゃ~男性は単純>で嬉しそうに、
「どや!」って顔で鼻を膨らましていた。<料理上手はナニナニ上手>の一言で、
こんなにも単純なのかと女性人は並べられた料理に、大満足で食し大笑いであった。
男は幾つになっても<ナニナニ>だけが、一番のようでござる!かわゆいものよのう~~。