『グラン・トリノ』などの名匠クリント・イーストウッドが監督を務め、
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを基に描くドラマ。
1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、
ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に映し出す。
ブロードウェイ版同様ジョン・ロイド・ヤングが、バンドのリードボーカル役を担当。
グループの宿命でもあるメンバーの友情と不和、栄光と転落の物語が胸に響く。
シネマトゥデイ (外部リンク)
あらすじ
ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、
その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。
コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、
そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。
やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、
瞬く間にトップスターの座に就くが……。
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もう、懐かしい音楽の中にすっぽりと、包み込んでくれた。
楽しいワクワクするだけの音楽を聴いていただけだったから、
このグループが、どんなグループだったかは、全く知らずにいたので、
物語りも新鮮に受け止められた。映像にはふんだんに周りの風景、家、車、
家具、服装など細やかに描かれていた。
それがみなおしゃれなのだ。この時代がこんなにおしゃれだったんだと、
新鮮に捉えられた。今の時代の不安定や争い事とは違う、はっきりとした差別や
貧しさなどがあったにしろ、握手だけで契約の信頼関係を持てる事に、
美しい人間模様が、映し出されていた。クルントン・イーストウッド監督ガ創る、
人間に対する大きな愛を感じる映画だと。