新型輸送機オスプレイ配備や、ヘリパッド建設に反対する沖縄県東村・高江の住民たちの姿を追ったドキュメンタリー。
2012年9月のオスプレイ配備の際、普天間基地ゲート前に座り込み22時間にわたり基地を完全封鎖した人々と、
強制排除に乗り出した警察との攻防を映し出す。
さらに、本土復帰を経てもさまざまな痛みを強いられる沖縄の戦後史をたどっていく。
カメラが捉えた住民たちの姿に、真の平和と安全の意味を考えさせられる。
あらすじ
日本国内の米軍基地および専用施設のほとんどが集中する沖縄。
北部にある東村・高江に、新型輸送機オスプレイが住民の反対を押し切り配備されることとなった。
2012年9月の配備前夜、人々が普天間基地ゲート前に集結し座り込み、
おおよそ22時間も基地を完全封鎖した一部始終を、地元・琉球朝日放送の報道クルーが激写す。
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昔の子供時代を思い出すような子ども達が、はしゃいでいる。
せせらぎが流れる水の中の土管をくぐって出てくるやんちゃそうな子供。
大自然の畑で働く父ちゃん、自然の物にこだわって窯焼きのパンを作る母ちゃん。
6人の幼子をこの自然の中で育てたいそれだけの想い。
この大自然の上空を低空でアメリカのオスプレイが飛び交う事になる。
長い間、戦って来たのが、もう、秒読みに来ている。
子ども達は言葉もはっきり言えない子まで「オスプレイが来るとうるさくて学校で、
勉強も出来ない。来て欲しくない!」と言い、無邪気に水と戯れていた。
この自然と自分達でつくる野菜での生活をし、ここで、子供を育てたい!
それだけのこと、それを奪われてしまうと生活は出来ない。
沖縄では、今までもこうしたいろんな犠牲を数知れず我慢をして来ている。
機動隊とたたかう人、沖縄には、戦後の平和は一度もないのだと強く思った。