4歳年上の姉に長く会わずにいたので、会いに行ったが、
長男の甥っ子からはいろいろ電話で聞いていたが現実は厳しい物と、
自分自身にも置き換えて考えさせられた。
今、高齢者の中で認知症の事は大きく取り上げられている私たちだ!
団塊の世代が認知症になりその数字が予測していたより多くなっている。
姉はまずは私が解らなかった!ミワコだよ!ミワコ?というと、
「知らないわ!すいません。」と謝るのだった。
でも私をヘルパーさんとか誰かと思ったのだろうか?
「私は鍼灸師として、診療所を作って中国針で沢山の患者を治療してきたのですよ!」
と、話すのだった。本当に頭の良い姉で40歳前位に鍼灸の学校に行って免許を取得し、
しばらく病院などで経験を積んでから診療所を開設したのだった。
今のように保険制ではなく実費で意外に高い診療費を貰っていたようで患者さんも、
多かったようだった。それで家も買ったり中国にも何度か行って勉強していた。
こんなにも認知が進んでも誇りを持っていたのものは忘れないのだと改めて姉を、
誉めたくなった。それと同時に返って寂しさが湧き出した。
もっと時間を作って会いに来て居たら良かったと反省もある。
今は長男が東京から帰って来て同じ仕事をしていたのもあり、看ていてくれている。
私自身も何時こんな事が起こるか解らない!他人事ではないのだから!
姉のように誇る物を言えるだろうか?