昨年の暮れ、昔懐かしい上々颱風の舞台を京都の大江能楽堂で、観る機会があった。
絶対に満員で大変だろうと予測していたのだけど、
今は知る人も少なくなっていたのだろうか?
何故あんなにも皆が夢中になっていた時代だったんだろう!
田んぼの広がった寝屋川に近い所の広場での公演だった。
行くのにも不便な所で、みんなが飛び跳ねっていたりして、
燃えていたのだけがはっきりしている。
今回は能舞台でもあったのだけど昔の事が彷彿とはならない。
時代の流れは壮絶な速さで過ぎゆきその間に東北の大震災!
チラシの中から震えるような言葉を引用させてもらう。
重ねた感想とさせて貰う。
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言葉の力に震える。読まれている表情、怒りの声が刺さる。
失われた故郷はもうすっかりと更地となった浪江町。
腹わたのちぎれるような哀しみが声が響いて来る。
時として私たち私にも東北を忘れてしまっているのを突き付けられた。
その地に根を下ろしそこから這いあがり何とかして生き続ける強さが、
声から伝わって来た。更地が増え続けている、人々の声も遠くなり無かった事に
されようとしている。舞台上で「忘れてしまえば火は消える。忘れなければ
ずっと灯はともり続ける」と。舞台上での言葉は震えるように聞こえた。
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年末にはとてもいろいろあり過ぎてかたれなかった。
そして「六た茶屋」を酒田の地で造られているのをクラウドファンディングで、
とうとう開催される事となった。行ける機会があれば訪れたい!
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