今年の2月に無くなられたうらたじゅんさんの本が出版される。
詳しい事は分からないのだが、お知らせが届いたのは1月の12日に、
出版パーティーが開かれるとの事です。
話は聞いていたのだけれど凄い早いのでちょっと驚いた。
じゅんちゃんとの会話で思い出した事。
私・「じゅんちゃんや陶芸の幸子さんは作品が残るよね。
私の芝居は、ビデオが撮られていてもちょっと違うのよね。
芝居は実際には残らないのよ。
残すためにしているのはないのだけどね。その場その時のお客さんとの、
その時のすべての一瞬だけかもね。そのために長い稽古をして終わりかな?」
じゅん・「でもそれが演劇人なんやね。私から言わせれば潔いと思うわ!
演劇人くらいと違うかな?そんな潔いのは!」と彼女は言った。
実際私は15年前に病気を発症してからはその世界から去ったことになる。
しかし、じゅんさんの潔いというのは死と戦ったこと!
描くことを選んで乳がんの時にリンパを取り除かなかった事!
それは自分の死と引き換えになる事を意味している。
その時実際に私ははっきりと話をした。
「描く事を選んだのやね!死と向き合うのやね!と。「そうだよ!」と。
今回の出版の話でじゅんちゃんに作品は残ったよ!って話したい。
実に潔い事なんだと!