「東京原発」 あらすじ
監督 山川 元
「東京都に原発を誘致する!」 局長会議の席上、天馬東京都知事(役所広司)は突然の爆弾発言を行った。
原発誘致のメリットを意気揚々と語る天馬。知事が本気だと知った津田副都知事(段田安則)以下6名の出席者は、
賛成派・反対派に別れ、喧々諤々の論争を繰り広げることに…。
そんな頃、東京・台場の港を一台のトレーラーが出発する。荷台に積まれたのは極秘裏に輸入されたプルトニウム燃料。
道に迷った運転手が電話をかけている隙にトレーラーに一人の少年が近づく。少年は手製の爆弾を携えた爆弾マニアだ
原子力発電の危険性、混迷を続ける政治・経済、若者による犯罪の増加……。
現代の日本が抱える様々な問題を、痛烈なブラック・ユーモアを交えて描いたパニック・サスペンス・ムービー。
役所広司、段田安則、岸部一徳、そして紅一点となる吉田日出子など超豪華な演技派俳優たちが総出演。
監督は、助監督として鈴木清順、降旗康男、伊丹十三、周防正行などの作品に携わってきた山川元。
東京に原発誘致を掲げるカリスマ都知事VS反対派副知事。白熱する都庁へ爆弾と共にプルトニムがやって来る!?
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2004年に撮られていた作品のようだ。 当時 上映が危ぶまれたとか。今はもっと、身に迫る。
こんな映画を撮っていたなんて、びっくりする。今回の福島原発がこんな事になるなんて、
誰も思わないでいただろうが、危険性については、何処の原発でも、言われ続けていただろう。
冒頭から、一つ一つの台詞が当てはまりすぎて、真に怖いのである。
今観るほうが、作られたときより、はっきりする。制作に関わった人たちも驚いているだろう。
原発と電力の勉強にも大いに勉強になり、分かりやすく、それでいて、ドラマ展開が面白いのである。
最後は、以前、笑えていても、もう笑えない所で、終わる。
都庁前に置かれたプルトニュウムに雨、防御服を着て・・・・・
・・・・ここまでの風刺、今は笑えず!
有名 ビデオ店で、DVDがある。 映画館で観たいものだ。