年賀状も頂いた人から、又もやハガキが来た。
何事かと見ると30年に渡る大きな勘ちがいと、写真が貼られていた。
私が店をしていた時の超常連のO君からである。
店の私やスタッフや客はその頃<憂歌団>の曲を良く聞いていた。
ライブにも良く揃って行っていた。
ハガキには「なんで皆はこのバンドが良いのか長年に渡って分からずにいた、」と。
最近になりやっと分かった、自分の頭の中にあった<憂歌団>は<気志團>であったと。
ハガキを見て大いに笑わせて貰った。
そしてO君をめぐるいろんなエピソードを、思い出させてくれた。
一番は店のスタッフに恋をした。
誰もがそれは無理と分かってはいたのだが言い出せずにいた。彼はかなり本気だった。
その女性は何気なく「Oさんは優しいね。またご飯でも連れて行って下さい。」と。
そんな事は愛想的に誰もが言うのだけど、間に受けてデートが出来ると思いこんだのだ、。
かなり本気になっていくのを見て、同僚で気さくなAさんが「そりゃ~無理や!ハハハ
彼女は気楽にいったのだよ。誰にでも気楽に言うよ。彼女は!ハハハ」と。
とても明るい人で、皆から好かれるAさん、先輩でもあった人から言われたので、
まだ良かったと思っていたのだが・・・。それを聞いたO君は、ショックで、
その日、余り強くもない酒を飲み、ヘベレケに酔い潰れてしまった。
これも大きな感違いの一つでした。
自ら大きな勘ちがいをハガキにして出して来たO君なのにまたもや大きな勘ちがいの話を
思い出させて貰ってしましました。でも、今は二人の良い子どもと奥さんに恵まれて、
幸せで良かったわ。