半年位経つと、生徒の作品が釜にいっぱいになる。
平均すると年に2回位の割合で釜入れがあり、出来あがって来る。
釜入れなどは先生にお任せ状態なんだが、今回は多かったので、
17時間も火入れをされていたと聞き、大変な仕事だと思った。
先生任せにしているので、その所の苦労を知らないでいる。
一度そうした行程もしっかり皆で聞いて学ぶ事がいると感じている。
私が作陶して、一月に一回の割合で10年以上になる。
今回、釜から出されて直ぐ先生から「良い出来でばえで、焼きあがったているよ」と、
メールが入った。こんな風に言われるのは、なかなかないので、楽しみにしていた。
本当に満足出来あがってた。
器は、白土に、黒の土が少し混ざった事があり、土の段階で、どんな紋様が入るか、
想像して作っていたが、思っていたより、面白い、良い器に出来上がった。
箱庭的な作品は、イメージしたように出来た。
こうした作品は、歪むとか、ひびがはいるとか、いろいろとリスクがあるのだが、
拘った階段も、しっかりと出来あがってくれていた。
同じ陶芸仲間からは「安倍公房」的だと言ってくれた。人に言われてそうか・なんて思う。
うれしいから毎日、ちょこっと眺めている。
人形や申は、本来の作品にはない。
ちょっと遊んで見たのだ。