京都の友人Kさんと、ふらりと行くつもりで、出町で待ち合わせをして、美山に向った。が、
大きな誤算だった。枚方から出町柳までも時間が、かかるので、京都駅辺りから9号線で、
行くべきだった。でも、車の中で話も出来て、行けるので良いかと思っていたら、娘から借りた
ナビがなんか、調子がいまいちで、やっと誘導してくれ、なんか云って居る時に、こちら二人が
おしゃべりしていて、曲がって間違えたりで、珍道中であった。久しぶりの山道、周山街道の
運転は遠く感じて疲れた。昔、劇団で旅公演をしていた時には、過疎の中学や高校を回るのを
京都府が推進をしていて、補助金が出ていた時は、この辺りはよく来たので、懐かしかった。
美山のかやぶきのところに来るまでは、余り、何かが変わっているわけでもなく、道の駅なども
もう少し、工夫すればいいのにと、思われた。回りの山々は美しく、集落と山々とのバランスが、
計算されて作り出されているかのようだった。
目的のかやぶきの里は、平日でもあり、、静かな集落が 別の世界にたたづんでいるように見えた。
おとづれる人も、まばらでゆっくりとした、ここだけは、住んでいる人がいるのに映画のセットのようで、
村の人は、その風景にあったエキストラのようにも見えた。集落の中のカフェでお団子と黒豆茶を飲む。
その時に、外人とその仲間と犬が、違う世界を持って来てくれた。毛並みの良い犬はメスで、2才
鼻の上にソフトクリームの最後の三角を、載せられ、お預けを喰っている様です。
美山は遠いのを 覚悟の上で行かなければ、帰りには疲れて、この私がだ、寡黙になった。
犬は、はい、よし!と言うと頭より落して食べる。笑わせてくれた。
彼岸花とコスモス。すっかり秋。 でした。