ぼくは、ぼくでない。
僕の父、おやじだ。じ・じつは・息子のぼくは、ひと月前に、家出したのだ。
いまだ、手がかりなしでいる。 以前、この家に、ばあさんがいたのだが、一年半ぐらい前に引っ越した。
その頃から、僕たち親子は、ご近所の庭や畑、縁先など、好き勝手にして自由を満喫していた。
そんな折、役所の人間が大きなネズミを獲る仕掛けをしていて、注意していたのに、 奴は情けないことに<ベビ-スターラーメン>如きに、ひっかかり、ミャ~ミャ~と、鳴いていたのだ。
幸いにも、家人が気づき、大笑いされながらたすけだされたのだが、今回は手がかりがない。
ぼくは、冒険心が旺盛だから、広い道路の向こうまで、足の延ばしていたらしい。
その辺の注意をしなかったことを、不甲斐ないと父として反省している。 情けないことに、写真なども、手元になく、尋ね猫として掲載もできずに、ただただ心配している。 が、何故か、父、私ごらんのように、1メートルぐらいの大きさに成長しているのである。
本当に心配しているのだから責めないでほしい。
お~い。チビタ~~帰ってこ~~い^^。