親愛なる日本の友人たちへ
野田総理大臣は、メルトダウンを引き起こした原子力安全システムの欠陥の対処も終了させていないにも関わらず、原子炉(福井大飯原発)の再開への意欲を見せています。しかし原子炉再開には地元自治体の了承が必要です。
関西電力大飯原発が福島の惨事の二の舞にならないという確証が取れていない状態を鑑み、福井県自治体幹部はこのふたつの原子炉再開に勇壮にも抵抗してきました。しかし彼らは野田総理や電力会社からの膨大な圧力に今にも屈してしまいそうな状態です。もし私たちが福井県に意を寄せて志をともにすれば、野田総理の容赦ない圧力から彼らを守ることができるかもしれません。
さあ、疑問視すべき原子炉再開に対し断固して戦うべく、福井県自治体幹部をみんなで支援しましょう。今すぐ署名しましょう。私たちは必ず西川福井県知事と時岡おおい町長へ届けてまいります。
http://www.avaaz.org/jp/japan_no_to_nuclear_restart_ms//?vl
日頃、原子力発電については様々なニュースを目にします。しかし原子力エネルギーにとって、厳密な安全性基準や透明性は必要最低限のことであると誰もが認識しています。政府はそのどちらも保証することができずにいる上、2基を再開させようというのです。これは非常に危ないエネルギーのギャンブルであり、賭けられているのは私たちの命なのです。
本件に関する決定事項は福井のみならず、将来にも影響を及ぼすことは必至です。震災後初の原子炉再開に対してどのように対応するかは重要な先例をつくることに等しいでしょう。原子力プラントの稼働がまるでドミノのように日本中をかけめぐり、ひいては安全性を補填することなく震災前の稼働レベルにまで戻ってしまうかもしれないのです。関西電力による安全点検のための全原発停止を受け、4月に日本は半世紀ぶりに原発ゼロの状態になります。しかし、原子炉再開のもくろみは原子力社会から日本が脱出する歴史的なチャンスをも失わさせることになるでしょう。
私たちは岐路に立っています。日本が次のメルトダウンの可能性に脅かされつつある社会に再び戻るか、福島の経験から学び安全なエネルギー社会を新たに創出するかです。数日前、福井県幹部らは再開にあたり県民を納得させるだけの安全性基準が明確にされていないと発言しましたが、彼らは途方もない圧力の下にいます。さあ、性急な原子炉再開に対して勇壮に立ち向かう福井県幹部たちを支援しましょう。請願書に署名しましょう。そしてあなたの友人たちにもこのことを教えてあげましょう。
http://www.avaaz.org/jp/japan_no_to_nuclear_restart_ms//?vl
私たちは福島の被災者のための損害賠償金確保、信用ならない原子力当局の一掃に対して厳しく戦ってきました。ふたたび悪夢を繰り返さないようにしなければなりません。私たちや子孫のために安全なエネルギー社会をつくるべく一緒に立ち上がりましょう。
希望と決意を胸に
ジェイミ、キア、アリス、イアン、ダリア、リッケン、デビッド、Avaazチーム一同
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詳細情報:
毎日新聞社「大飯原発:市民団体、県に再稼働反対署名5万7490人分を提出」:
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120223ddlk18040671000c.html
読売新聞「大飯原発ストレステスト、原子力安全委が検証」:
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120221-OYT1T00976.htm
人民新聞オンライン 「大飯原発で 重大事故が起これば…」:
http://www.jimmin.com/htmldoc/143303.htm