午後2時、東本願寺前、やや雪がチラつき、寒さがハンパではない。
昨年上映した「標的の村」の監督、三上智恵さんの講演が聞きたくて出かけたが、
寒さで進む足の一歩が必死だった。東本願寺の門前に始めて立つ。
入り口の言葉に世界で起きているさまざまな出来事や日本での現状に、
しばらくたたずんでしまった。<生まれた意義と生きる喜びを見つけよう>
この日も何処かで大勢の尊いいのちが奪われている。
映画上映後の第2部が始まった。
知花昌一さんの三線で、「安里屋ユンタ」を唄われた。
今は知花 昌一(ちばな しょういち、1948年5月11日 – )は沖縄県在住の平和運動家、
反戦地主、真宗大谷派僧侶。1998年より2010年まで読谷村議会議である。
僧侶のいでたちで三線を奏でる姿と、この歌の成り立ち<抵抗の歌>の話に引き込まれた。
三上智恵監督の話。
今の高江の現状と辺野古の現状を話された。
<この話の具体的なのは、写真で友人情報より次回にだす。>
印象に残った話は、何故大浦湾が狙われるか!標的にされるか!
沖縄の海は殆どは、さんご礁で出来ている浅瀬の海岸である。
だから、美しい海なのである。
しかし、大浦湾は一部50メートルの深さの湾がありそこでしか、
大型の船とかが入港出来ないのだ。
先日とうとう、佐世保などに定着していた航空母艦<ボノム・リシャール>?が、
大浦湾沖に来てしまった。
これはヘリパットがなくても、オスプレイなどが、離着陸出来る。
オスプレイが何機も乗る事ができるのだ。
この沖から、どこかの国に向けて飛び立って戦争に向って行くのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
私の中では東本願寺の入り口に書かれていた言葉と、この話が奥深く残りました。
三上さんは今年の7月に次回作に向けて今、編集などで忙しくされているそうです。
なんどもなんども、自分がこうしてカメラを向けてしていることで、一人で何が
出来ているのだろうかと、自問自答されているそうです。
話されている途中、涙された場面もありました。
ドキュメンタリー映画では珍しく24000人位が、劇場で観られたそうです。
私達がしたような自主上映会も500箇所にもなったそうです。
そうした事で力を貰っているとのことでした。
寒い中を出かけて、良い一日が過ごせた。