法然院・11月・梶田真章さんの言葉

毎年、この時期法然院では「彼岸会」が行なわれる。

東日本大震災の大法要と毎日いろんな催しがある。

その中の「志納」などは東日本に送られる。

友人も何時もお茶室にて参加されている。

11月30日 日曜日

午前10時~午後3時

「在釜」

広間にて薄茶を一服お召し上がり下さい。

席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太

会費  おひとり 1000円 (子供は無料)

(被災者・避難者の方は無料)

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法然院のホームページサンガという中での梶田真章さんの話。

丁度先日、「標的の村」の上映会を終えて、心に響き刻まれた言葉でした。

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世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が発生しておりますが、

お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、 心に余裕のあるときには

慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と 心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、

他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、 こだわらず、みかえりを求めず、

生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、 出来るかたちで、

布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、

身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、

煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、

法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、

少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。

社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、

会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、

慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、

「阿弥陀さん、ただいま!」と。

法然院  梶田真章

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