新年早々に出会った人との会話・ 新年の挨拶をして、
口から次に出るのは、今の日本の現状についてだった。
日頃特別に、政治的な何かを意識して行動をしている人たちでもなく
私も含めてごく一般の生活者だ。
年賀状についても、一言加えられている言葉は、きな臭い世の中と、
子ども達、孫達のこれからがどうなるのかと言う言葉。
この花森安治さんの言葉の紹介があり、余りにも今に当てはまっていると。
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花森安治の「見よぼくら一銭五厘の旗」という文章である。
『暮しの手帖』第2世紀8号(1970年10月)に掲載された。
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/publication/hanamoriyasuji.html
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一銭五厘の旗とは・
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貴様らの代りは 一銭五厘で来る
軍馬は そうはいかんぞ
聞いたとたん あっ気にとられた
しばらくして むらむらと腹が立った
そのころ 葉書は一銭五厘だった
兵隊は 一銭五厘の葉書で いくらでも
召集できる という意味だった
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