久々に昼から良い天気になり、友人と会うために京都にに出かけた。
少し暖かくなって、気持ちが良かったのだが、お互い体の事、家族のもろもろ、
そして、3・11の話で、あれから一年で、どんなにか日ごろの考えや生活のあり方、
いろんな面で変ったかと話が尽きなかった。誰もがそうだと思う。
震災だけなら違ったかもしれないが、原発でのことが、多くの知らなかったことが
次々と明らかになり、これからの世代がどうなっていくのかと、一番思ってしまう。
のんびりとしていた、余りにも当たり前に過ごしすぎていた自分だったと。
福島の人たちはもっと毎日、毎日の生活の中で、踏ん張っても踏ん張っても、
どんな想いかと思ってしまう。
早くからずっと、声を出していた人はいっぱい居られた。
宇宙的に物事を見ている人たち、宮沢賢治や井上ひさし、坂村真民さんもそうだ。
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連詩「大宇宙大和楽」 坂村真民
一
二つのものが一つになり そこに生命が生まれ
無数の小宇宙が誕生し 生成する
空は茜 喜びの雲が飛ぶ
二
無限不可思議な力が 粒子となって
絶えず流れ 特に寅の一刻では
霊性を持ったものが 稲妻のように
全宇宙を駆けめぐる
三
十億兆の母太陽があり 百億兆の惑星があり
これらすべてが 整然と運行し
何の乱れもない 何というすばらしさか
四
一輪の花 一羽の鳥
すべては大宇宙の分身 むろんわれらの体も然り
故に釈迦無尼世尊も言い給う 天上天下唯我独尊と
五
光があり 闇があり 陰があり 陽があり
この世があり あの世があり 苦があり 楽があり
このように相対のなかに 調和があり 秩序があり
宇宙生成の原理がある それを知らねばならぬ