やっと桜が咲き始めた時、友人が五条から引っ越しをするので荷物の整理に行く。
友人と二人で出かけて要らない荷物を整理し、段ボールにいれ、
宅急便で送って貰う事になった。待ち時間があり友人と二人古い銭湯へ。
以前にも来た事があったのだが、海外の人が多いのは驚いた。
本当に私の幼い頃の銭湯よりももっと狭い気がした。
外人の方はマナーが解らずかかり湯をせずに湯舟に入ろうとされたり、
いろいろとちょっと大変な感もあったがなんか楽しかった。
大昔、この辺りは五条楽園と言われた所で、まあ昔は遊郭が在ったりだ。
なんとなくその雰囲気の屋敷が少し残っている。
桜が川沿いに咲き出していて、うっすらとしたちょちんの灯に照らされて、
情緒があった。この一角に昔の情緒を少し残された中、いろんな物語があったのかと、
なんとなくそんな事を感じられるひと時だった。
今後は余り来ることも少なくなるかもだが京都の一つの歴史を感じた夜だった。
