ふと、不思議な光景を見つけた。鳩を無心に写生する青年だ。
鳩はじっと動かない。まるで、青年からの催眠術にかかったように!
少しだけ近くに寄ってみたら、描いているいる紙は要らなくなった封筒の様な物に、
鉛筆で描いている。その絵を見ることは出来なかったが下から覗く様子など、
観察の細やさが分る。少しして、描き終え、絵を鳩の近くに持って行き確認していた。
本堂の方で、出会ったので、少し声をかけて見た。
「鳩を描いて居られたね。鳩は動かなかったね。どれくらいの時間だったのですか?」と。
大きな帽子の青年は良い顔をして、「30分ぐらいでした。」と気持ち良く応えてくれた。
変な、婆さんやと言う顔もせずに。こんな若者を好青年というのであろう。婆さん満足す!。
一心寺さんの門前の扉。秋野不矩さんの原画から作られた物。
お彼岸とかのお参りで来ていて、人が多すぎてゆっくりと見れなかった。
お寺の中からのハルカスが不思議な雰囲気だった。
意外にマッチしているのが面白かった。