古い電話機と思い出深き秋・・。

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この家に引っ越して来てから、丸5年になろうとしている。
年の移り変わりの速さにびっくりしてしまう。
11月だった。
引越し以来、袋棚のなかに入れていたケースを開けていなかった。
開けてみると、笑えて来た。
人はその時々の心境により、何をするか分からないものだ。本人にすらである。
<死んだらあけて!の箱だった。>
それなのに何故か、この古い電話機が入っていたのだ。
そして店で使っていたお金入れ(私には金庫)だったが・・。

ある時、台風が来るかも知れない夜に、入り口のガラス戸を割って泥棒がはいり、
これに入れていた小銭を持っていかれた。
それと、お土産に頂いた美味しいクッキーをカウンターに置いていたのが空箱になっていた。
大いに笑わせてくれたどろぼうだ。お腹が空いていたのか、子どもがいたのか?と、
想像を膨らませるに役立ってくれたと言える。
高くついたのは、入り口のドアーのガラスだった。
そんなことを思い出していて、、。

不思議な事に大きく変化する生活は全て11月に起こっていると以前から感じている。
10年前の森田有の芝居を京都労演主催上演したのも11月だった。
それが劇団の最終公演となってしまったのだった。

そして15年前の昨日、店の最大の常連客のN君・テニスを教えてくれたり、
CDを何時も何かしら持って来てくれていた彼が交通事故で亡くなった日だ。
36歳だった。もう51歳になっていたはず!

<死んだら開けての箱>は、思い出はいっぱいあるが、人が見ても何のことやらで、
本日整理をし、自然の成り行きに任すということで決着をつけた。

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