猿之助さんの開口一番の挨拶。
「本日はクリスマスだと言うのにお出かけ頂きましてありがとうございます。
本当に心配したのでしたが、こんなにも大勢の方々にお越し下さいまして、
クリスマスのご予定がなかったのでございましょうか?」と、笑わせていました。
こんな挨拶も見事で立て板に水です。
「未来創伝」とは守るべきものは守り、破るべきものは破る」をスローガンに
高いクオリテイ、かつエネルギシュな総合的日本舞台芸術エンターテイメントの
すばらしさを伝える企画でした。
今回、心に留まったのは、尾上菊之丞さんでした。茂山逸平さんとの、二人会は
されているらしいのですが、「千鳥」をこんなに面白くされたのと、息の合った
見事さと身の柔らかさに魅了されました。
それと、こうした世界での若手の人達の取り組みの斬新さにこの「未来創伝」が
伝わって来た公演でした。春秋座での公演だったので、綺麗どころの、
舞妓さんや、お姉さん達を見れたのも目の保養でした。
音楽ではレコード大賞企画賞を受賞された「幸魂奇魂」が「八俣の大蛇」での、
演奏がお腹にまで、響くようで、これをダンサー8人と猿之助が舞うのは、
圧巻であった。クリスマス予定満載を振り切って行ってよかった。へへへ・・