夜を賭けて!熱い山本太郎!

話題になっている俳優山本太郎さんは、印象的な映画に何本も出ているが、中でも「夜を賭けて」の

熱い演技が思い出される。

今 こんな状況の中でいろんな差別が起こっている。理解しがたいのだが、あれだけの行動を起こしている

「孫さん」にたいしても、酷い差別的な言葉や中傷がある。 なぜなんだ。

誰かが言っていたのだが「人間は差別して生きていくようになっている、それによって自分を保つ人もいる」と、

なんと寂しいことかと思うが 長く長く、歴史の上でも無くなっていない。

 私が小学校3年生で、梅田から小阪に一人で帰る不安な気持ちの中で見た、あの黒く焼け焦げた工場あと、

見るだけでドキドキしていた。その時代だったかも知れない。アパッチと呼ばれていた人々の生き様があった。

あの場所がこの映画の舞台だ。開高 健の「日本三文オペラ」の舞台でもある。

「夜を賭ける」・原作・梁石日(ヤン・ソギル) 「月はどっちに出ている」「血と骨」「闇の子供たち」など。

監督・金 守珍(キム・スジン) 新宿梁山泊の演出家。

ーーーーーーーーーパンフレットより

「夜を賭けて」の役に彼はこれは自分しかないと自らオーデションを受けて「名前は?」の質問に

主人公の「金義夫です」とテンションが、上がって答えていたらしい。本当に熱い男だ。

原作を読んだ時に「義夫」を演るのは自分しかないと思ったらしい。

  「演技の上手さで義夫の役に近づける人は他にもいるかもしれない。だけど、素の部分でも義夫に近い僕みたいな

人間が演じたほうが、この作品にとっては間違いなく良いわけで。そういう意味では僕を使わないということは

見る目のない奴らだなってことで(笑)。ダメだったらそう強がってあきらめるしか、僕の中ではなかったですから」と。

この作品に惹かれのは?

「最近、本を読んでも僕自身こんなにエネルギーが溢れてくるって感じはなかったですね。すごいパワーを感じた。

在日であることを ある意味では羨ましくおもいました。なんとなく生きてるって言う人が多い中で、何か燃えられる

対象を持っている。差別は喜ばしい事ではないけれども、それが生きるパワーの源になっているようなところもあって

その生命力に憧れるというか・・・。もちろん、差別に関しては、断固反対です。でも状況は違いますが汲めども尽きぬ

エネルギーを持っているっていうところが、自分に似ていますね。原作を読んで思ったのが、この時代に生きている

僕よりも、ひょっとしたらその時代に生きてた僕のほうが、もっともっと自分の力を出し切れる状況に出会えたかもって

思うんですよね」。  

  最後のことばで今回の山本太郎さんの熱さと信念が伝わってくる。静かに応援しよう。!

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ *ポチ戴くと励みになります

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA