1979年1月25日、六本木の自由劇場の初日から 幕開けた「上海バンスキング」 そしてラスト公演は1994年シアタ―コクーンのラスト公演。 パンフレットは東京で観た方から送られた物だ。 京都公演は2回観たものだった。 なかなかチケットも手に入らなかった。 しかし、舞台装置や音楽は勿論生の演奏と歌、 吉田日出子さんの魅力に終わっても なかなか席を立つ事が出来なかった。 パンフレットで知ったのだが、初演の時は初日に30人だったという。 しばらくはそんな日々だったのが、一週間もすれば急に客足が伸び自由席を求める人が、 劇場の入り口から路上にまで行列が出来るようになったらしい。 そのほとんどが口込みだったそうだ。15年間その後チケットの取りにくい公演で有名だった。 芝居のを映画にもなったのだった時に京都で、なじみの会館で何度も観ていたから、 裏の方のソファに座っていたら、吉田日出子さんと出会った事もあり、 何でもない会話を、 交わした事もこのパンフレットを見て思い出していた。 しかし、その後の吉田日出子さんを見なくなったことも不思議である。 あんな女優さんはなかなかいなかったとしみじみと考えてしまう。 そしてこうした芝居を身近に観た私自身の時間も貴重な経験だったと思い巡らしている。
東京公演の時に写真にサインを貰ってくれた知り合いの方には感謝!!