今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「ナミヤ雑貨店の奇跡」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0



 

 

 

 

 

 

 

 

人気作家・東野圭吾の小説を、『やわらかい生活』などの廣木隆一監督が映画化。
現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、
町の人の悩み相談を聞く店主の時を超えた交流を描く。
32年前から届く悩み相談の手紙に触れるうちに、人を思いやる気持ちを抱く主人公を
『暗殺教室』シリーズやテレビドラマ「カインとアベル」などの山田涼介、
雑貨店店主を数多くの作品で独特の存在感を見せてきたベテラン西田敏行が演じる。


古くからの友人たちと悪事をした敦也(山田涼介)は、
かつて悩み相談を請け負っていた「ナミヤ雑貨店」に身を隠す。
敦也は廃業しているはずの店の郵便受けからした音に気付き調べてみると、
32年前に書かれた悩み相談の手紙があり、さらに郵便受けは1980年につながっていた。
三人は困惑しつつも店主に代わり返事を書くと、また手紙が投函され……。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ひさびさに映画館に出かけた気がする。
観ていたのだが、感想を書くようなものが少なかったのもある。

不思議な世界に運んでくれる映画だった。
主人公が誰であるかは、分からない映画に出来上がっていたのが、
良かったように思う。
キャストでの連なる役者名はあるのだが、出演する人々が全て、
それぞれの物語をもっているので全ての出演者が主役だった。
その在り方が大袈裟でなくて<生きるって>事をいろんな形で、
しっかりと映し出されて、じんわりと心に染み入る映画だった。
原作を読みたくなった。
役者で言えば、最近特に良いのは門脇麦さんだ。歌もとてもよかった。
子役の鈴木梨央さんは本当に良い女優になるだろうと、思わせる。
最近は、何か派手な映像を作るのが多かったたり、似たような恋愛物、
そんなのが目立っている中、こうした映画があってほっとした時間だった。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「標的の島・風かたか」2

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0

琉球新聞より・・・


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「標的の島・風かたか」三上智恵監督・新作

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0


沖縄をテーマにした作品を撮り続ける、映画監督でジャーナリストの三上智恵が

『標的の村』『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』に続けて放つドキュメンタリー。

辺野古の新基地建設、高江のヘリパッド建設、
宮古島、石垣島のミサイル基地建設と自衛隊配備に反対する人々の戦いを追う。
プロデューサーは、『FAKE』『いしぶみ』などの橋本佳子。
ニュースや新聞だけでは伝わらない現実を突き付けられる。




あらすじ


2016年6月19日、沖縄県那覇市。
アメリカ軍関係者の男による暴行殺人の被害者を追悼する県民大会が開催され、
稲嶺進名護市長と集結した市民は事件への怒りの声を上げるとともに、
沖縄からの全基地撤去に対する思いを改めて強くする。
だが、自衛隊地対艦ミサイル部隊配備に向けた基地の建設が宮古島で計画され、
高江ではアメリカ軍ヘリの訓練場やゲリラ訓練場に加えて、ヘリパッドの建設が進められている。
これらの計画は、沖縄だけの問題ではなく……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^^
どこまでもどこまでも、沖縄を犠牲にして終る事がない。
むしろ、「標的の村」を撮られた時より、機動隊を1000人も投入して来る。
その標的は沖縄だけではない。宮古島、石垣、ミサイル基地建設と自衛隊配備が、
進行している。「風かたか」は「防波堤」の意味だ。
映画の冒頭で、昨年の夏、米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、
稲嶺進名護市長が「われわらは、また命を救う風かたかになれなかった」と発言する。
沖縄の伝統文化とその中で長年に伝えられて来た誇り、反骨精神。
辺野古のゲート前で、三線の日、踊りと三線の音色、そんな中でも、踊り手の人までも、
無理やりに引っ張り出す機動隊。
日本という国はどこへ向かっていくのだろう。
これからの子供達はどうなっていくのだろう。
沖縄だけではない。涙が止まらなかった。
~~~~~~~~~~~~~~
大阪十三、第七劇場で上映中。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「彼らが本気で編む時は」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0



 

 

 

 

 

 

 

 

かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子監督が手掛けたオリジナル脚本の人間ドラマ。
母親に育児放棄された少女が叔父とその恋人に出会い、共同生活をするさまを描く。
女性として人生を歩もうとするトランスジェンダーの主人公リンコを生田斗真、
その恋人マキオを桐谷健太、母親に置き去りにされたトモを子役の柿原りんか、
彼らを取り巻く人々を、ミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦が演じている。

シネマトゥデイ (外部リンク)




あらすじ


母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、
おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。
トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。
母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いろいろな角度から楽しめる映画だった。
人は一概にこうであると決め付けられないと、同じように、
映画自体がこうだと一つの意味とかで言えない映画だった。
所々笑える所もあり、ふっと胸が詰まるところもある。
人への優しさとは、・・・と一番、言い切れない、
触れてはいけないところへも踏み込んでいるのだが、
あざとくは無いのがよかった。
生田斗真さんの美しさはびっくりで、メイクも薄くしているのに・・。
子役の台詞が、とても考えられて作られていた。
また、魅力的な子役の(柿原りんか)さんはこれからが楽しみだ。
陽の光を上手く取り込まれているのに、その光の中に観るものをも、
置いてくれているように思えた。
評価が低いのにびっくり。じんわりと伝わってくる映画、間違いなし。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「島々清しゃ」(しまじまかいしゃ)

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0



 

 

 

 

 

 

 

 

解説

沖縄を代表する作曲家・普久原恒勇の曲「島々清(しまじまかい)しゃ」を題材にしたドラマ。
沖縄の慶良間諸島へとやって来たバイオリニストの女性と、
わずかな音のズレも感じられる耳を持った少女の触れ合いを描く。
監督は『転がれ!たま子』などの新藤風。
『湯を沸かすほどの熱い愛』などの伊東蒼、『百円の恋』などの安藤サクラのほか、
渋川清彦、角替和枝、でんでんらが出演する。
自然と音楽が人々をつないでいく物語、慶良間諸島の美しい風景に癒やされる。

あらすじ

沖縄の慶良間諸島で行われるコンサートに出演するため、島を訪れたバイオリニストの祐子(安藤サクラ)。
そこで彼女は、うみ(伊東蒼)という小学生の女の子と知り合う。
少しでも音のズレを感じると頭痛を起こしてしまうために周囲から浮いてしまい、
友達や母親との関係に悩んでいるうみに、祐子は優しく接する。
吹奏楽部に参加してフルートを吹くようになったうみは徐々に心を開き、
一方の祐子もうみや島の人々とのやり取りを通し、都会で負った心の傷を癒やしていく.

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なにも難しい事を考えずに、映画館の中で沖縄慶良間諸島の美しさと、
金城実さんの三線と唄に浸れたのが一番。
内容はあらすじにあるままで、子供達と安藤サクラさん演じる女性との、
触れあいから、少しづつ周りが変化して行くという話なんだが、
沖縄にある古い風習とその村での生活は、坦々と海と共にあるというのを
言葉少なく映画の中にあったように思えた。
金城さん演じるおじいが「人間、生きてるだけで80点だよ」と、
いう言葉が、印象的だった。多くを望まず食べて寝てそれだけで、
80点!ほんとに多くを望み過ぎている現代・・・・。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「破門」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0

川博行の直木賞受賞作「破門」を、
佐々木蔵之介と関ジャニ∞の横山裕の主演で映画化したハードボイルドアクション。
映画製作出資金を持ち逃げされたこわもてヤクザと建設コンサルタントが、
詐欺師を追って資金回収に奮闘する中、組同士のトラブルに巻き込まれていくさまを描く。
監督は、『マエストロ!』などの小林聖太郎。
主演の佐々木と横山をはじめ、北川景子、橋爪功、國村隼らによる掛け合いにも注目。



あらすじ


建設現場での暴力団対策の仕事を通じてヤクザの桑原保彦(佐々木蔵之介)と
知り合った建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)は、
ある日桑原のいる二蝶会に映画製作企画を仲介する。
しかし企画を持ち込んだ映画プロデューサーの小清水(橋爪功)は、
二蝶会が用意した出資金を持ったまま姿をくらます。
桑原は二宮を巻き込んで小清水を追い、関西からマカオまで資金回収に奔走するが……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
関西人には、とても受けると思う作品だ。
原作を読んだのだが、複雑な話や暴力団との関わりのややこしさが、
映画ではすっきりとしていて、気持ち良く観れた。
黒川さんの原作では「後妻業」、原作と余りに違った部分があり、
そこが残念な作品であったと思ったのだが、今回は本当に芯の部分はしっかりと、
原作のままであった。
佐々木蔵之介さんと横山裕さんのコンビがぴったりだった。
蔵之介さんは、笑える位、どんな下品にしても何処か品性があるのが、
可笑しいのである。これが良いのだと思う。
横山裕さんは上手い役者だと思う。どこからこの自然体が出て来るのだろう?
かなり以前に観たドラマ「拝啓、父上様」で、料亭で下働きに来る役を、
演っていたのが、始めて知った時だった。
この役者は誰?って。それから気にしていた横山さんである。
今回も良い味をだしている。役者の奥にある人間性が分るような人だと思う。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「シネマ歌舞伎」・玉三郎・「阿古屋」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0

 

昨年10月、歌舞伎座で上演された『壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)』「阿古屋」で、
坂東玉三郎が演じた遊君阿古屋は、琴、三味線、胡弓の3つの楽器を、
演者が実際に演奏して聴かせるところから女方屈指の大役といわれています。
しかも、ただ弾くのではなく、恋人の景清の行方を尋ねる詮議の場で、嘘を言っていないと証明するために、
動揺を見せずに演奏し、さらに傾城としての気品や格の高さも見せなければなりません。

 

“琴責め”と呼ばれるこの場は、阿古屋を勤めることができる俳優がいなければ上演されません。
六世歌右衛門のあとは、現在、玉三郎のみが演じています。
そして今回、玉三郎がちょうど10度目となる阿古屋を演じた舞台が、シネマ歌舞伎としてスクリーンに登場します。

 

もちろん、シネマ歌舞伎だからこその特別映像もたっぷり。
玉三郎がつくり上げる傾城阿古屋を裏から支える、衣裳、鬘(かつら)、
楽器などの職人たちの仕事ぶりは、『阿古屋』という作品をいっそう味わい深いものにするはずです。

琴・三味線・胡弓による三曲を演奏する「琴責め」などの高度な技術を要する歌舞伎の演目で、
現代を代表する女形の坂東玉三郎が主演を務め2015年10月に行われた公演を映像化。
平家が滅亡した後も生き延びた景清の行方を追及するために呼び出された恋人・阿古屋が、
その証言の信ぴょう性を判断するため琴・三味線・胡弓を演奏させられる物語を描くと共に、
舞台裏の様子なども披露される。玉三郎のほか、尾上菊之助、坂東亀三郎らが共演。
女形でも限られた者にしかできない阿古屋を演じる玉三郎の技術や、その美しさに圧倒される。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歌舞伎を映像で観ると言う事に、抵抗を感じながらも、上記のような説明で、
これは観て置かねばと出かける。
冒頭では、この演目を舞台にするためには、裏方でどんな人が活躍しているかを、
玉三郎さん自らが解説されていたのも、珍しいのと次の展開に興味深くして貰えた。
琴、三味線、胡弓の演奏の見事さが、映像である事で、その指先の動きなどが、
大きなスクリーンでからこそ、分り得る事が出来た。
また、演出では、坂東亀三郎さんの人形振りが、面白かった。

月に一度、歌舞伎シネマがあるというのを、知ることも出来たので、
次回、5月くらいに猿之助さんのを楽しみに出かけたいと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^^


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「湯を沸かすほどの熱い愛」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0



 

 

 

 

 

 

 

 

紙の月』などの宮沢りえと、『愛を積むひと』などの杉咲花が母娘を演じ、
余命宣告を受けた主人公の奮闘に迫る家族ドラマ。行方不明の夫を連れ戻すことをはじめ、
最後の四つの願い事をかなえようと奔走するヒロインの姿を捉える。
『チチを撮りに』などの中野量太が監督と脚本を担当し、物語を紡ぎ出す。
母親と娘の強い絆はもとより、人生の喜怒哀楽を詰め込んだストーリーに夢中になる。

シネマトゥデイ (外部リンク)




あらすじ


1年前、あるじの一浩(オダギリジョー)が家を出て行って以来銭湯・
幸の湯は閉まったままだったが、双葉(宮沢りえ)と安澄(杉咲花)母娘は二人で頑張ってきた。
だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。
気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
賛否両論に、はっきりと分かれる映画なのかも分らないが、
私には、こんなにも愛の形をいろんな複雑を持って描きながら、
心に染み入る作品は久々に出会えたと思う。
今、家族という形態が複雑化して、本当にはそれぞれが本音の所で、
分り合えていないのではないだろうかと思う。
社会現象としても複雑で、一言で家族や愛を語る事は出来ない。
この映画ではその形態をどこかで、打ち破る所に焦点が置かれ、
そこで生まれる愛についての話なのではないだろうかと。
評価として、なんだ、こんなのは!と言う方もあるだろうけれど、
有り得ない出来事として、描かれている面があるのだが、これは
意識して遇えて狙いとしているのだと思う。
全てにおいて、愛に満ちている作品を創りたかったのだと思う。
素直にその愛のあり方に涙した。
宮澤りえさんと杉咲花さん、全てのキャストが良かった。
監督の別の作品を観たくなったので、DVDを借りて観るつもりだ。
「チチを撮りに」「琥珀色のキラキラ」を!
どんな作品か楽しみだ。

この所、気分が落ち込んでいたのだが、元気を貰った。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「永い言い訳」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0

%e6%b0%b8%e3%81%84%e8%a8%80%e3%81%84%e8%a8%b3

 

 

 

 

 

 

 

 

ディア・ドクター』などの西川美和が、直木賞候補となった自らの小説を映画化。『おくりびと』などの本木雅弘を主演に迎え、交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が、同じ事故で命を落とした妻の親友の遺族と交流を深める様子を映す。共演は、『悪人』などの深津絵里とミュージシャン兼俳優の竹原ピストル。繊細で鋭い心理描写に定評のある西川監督によるストーリー展開に注目。



あらすじ


人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

映画を観終わって直ぐに原作本を読みたくなった。
帰りに本屋に寄るが見つけられず、二日後に手にいれ、今、読み出している。
映画でも感じたが、言葉、一言、一言にどんなにか神経を研ぎ澄まされて、
書かれているかと思えたことだ。
映画は決して説明的ではなく、先へ進むことで、それぞれの想いが紡ぐように、
描き出されて行く。
観ている時には、その言葉に引き付けられるが、どんどんと、展開して行く。
自分にも突きつけられる事柄。永くいた身内の事をどれだけ知っていたのか?
身近にいた人間の事だから、当たり前のように過ごしていたから、
気付かずに来ていたのではと。
原作を読んでからまた、もう一度観るかも知れない映画であった。
それに、俳優が、みな、ぴったりの配役であったと思えた。
子どもたちは、この映画に欠かせない大きな役割を果たしている。

見事な子どもたちに大拍手を送りたい。

とにかく、素晴らしい演出の映画だった。


今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「オーバー・フェンス」

nonoblog Posted in 勝手にシネマ
0

%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%82%b9

 

 

 

 

 

 

 

 

オダギリジョー、蒼井優、松田翔太らが顔をそろえ、
佐藤泰志の小説を映画化したラブストーリー。
『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く「函館3部作」の最終章として
、愛をなくした男と愛を望む女の出会いを描く。
監督を務めるのは、『松ヶ根乱射事件』などの山下敦弘。
41歳で他界した作家の実体験を基につづられた原作の魅力が光る愛の物語に心奪われる。



あらすじ


これまで好きなように生きて来た白岩(オダギリジョー)は妻にも見放され、
東京から生まれ故郷の函館に舞い戻る。
彼は実家に顔を見せることもなく、職業訓練校に通学しながら失業保険で生活していた。
ただ漫然と毎日を過ごしてしていた白岩は、仲間の代島(松田翔太)の誘いで
入ったキャバクラで変わり者のホステス聡(蒼井優)と出会い……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 佐藤泰志の「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く作品。
第一作の「海炭市叙景」は重くのしかかって来る作品でしばらくの間、体に、
倦怠感が残ってしまったのを、思いだす。
しかし、嫌な感覚でなく、映像が暗いシーンが多いのに焼きついたのもある。
「そこのみ・・・」には、役者の内部から出て来るそれぞれの物が、
監督とスタッフに寄って抉り出されていく凄さを感じた。
決して暗いどうしょうもない世界では、なかった。
綾野剛さんの魅力が、出た作品だったと。
その2作品とは、また、違った「オーバー・フェンス」だった。
どうしょうもない人々、時代、場所の特定もないのだが、それぞれの人々に、
原作者の愛を感じる。
時代がどうであれ、今に置き変えたとしても、生きること、なんでもな人々への視線に、
それを感じた映画は、佐藤泰志さんの原作3部作に通じると・・。
蒼井憂さん、オダギリジョーさん、松田翔太さんをますます好きになる。