今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

幼きころ・・・20・・箕面(その2)天然うなぎ

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箕面には、次の年の夏休み、梅田から従妹も誘って行く事になった。

父は、二人だと退屈しないで居れるだろうと、考えたのかも知れないが、従妹は、

たった一日で川の音が怖いと言って、父と梅田の家に帰ってしまった。

無理も無い、あんな賑やかな所で育った都会の子が、し~んと静まり返った、

川の音だけが響く夜は、怖かったんだと思う。

梅田のざわざわとした夜が、安心出来る所なんだろう。

今回は姪御さん(たぶん よしこさんと言う)が、いろいろと昼間に一緒に過ごしてくれ、

あまり退屈ではなかった。遠いのだが、駅の方に買い物に行ったり、途中の昆虫館に

何度か連れて行ってくれたりした。箕面は珍しい昆虫の宝庫で有名だったようだ。

だから、昆虫館は確か箕面だけにいる蝶々や、トンボだったと思う。

印象に残ったのは、ブルーの綺麗な蝶だったが、どうも針に刺された昆虫は好きではなかった。

よしこさんに下着と洋服を買ってもらった。久しぶりの新しい服でとてもうれしかった。

それまで下着や服は、おばあちゃんが時々買ってくれたり、叔母が選んでくれたりしたが、

あまり洒落ていなかったのが、どうも嫌だった。その服は、流行の<サッカー>という生地で、

白い生地に首の所と裾が紺色だったのが、気にいった。

昼からは又、一人で遊ぶことが多かったが、二回目なので遊びかたも、子供は工夫するもの、

庭から川に下りて、川の一部のところを自分の陣地のようにして、石などを積み上げ、

魚をそこへ追い込んでみたり、木切れを取ってきて家のように屋根などを組んでみたりして、

自分の居場所をつくったのが、なんとも楽しかった。川の水は長く入っているととても冷たく、

足の感覚が無くなるぐらいだった。しかし水はきれいで、飲んでも良いのではと思うくらいで、

いつも、トマトやスイカを冷やしていた。その時のトマトの味は、もう長い間味わったことがない。

ある日、いつものように川遊びをしていたら、上から何やら長いやや白い物が浮いたり沈んだりして、

こちらに流れてくる。少し気持ちが悪いし、蛇かもと思い家の人に知らせに行くと、

「わあ~~うなぎや!おじさ~ん!うなぎ~うなぎ~や」「え~~本当か!すごい!」と飛んできて、

「この子が見つけたんか!凄いな!」と。

一瞬にして大騒ぎ!おじさんは網を持って来て捕まえて台所へスグサマ調理にとりかかった。

当の本人は何のことやら、なんで大人がこんなに大騒ぎしているのか分からず、でも少し得意な気分に、

なったのは確かだ。そのうなぎが客に出されたか、家人が食べたか、私も食べたか、全く記憶がない。

今から思うと、立派な天然うなぎだったのに。もし、食べていたなら味をしっかり覚えておくべきだった。

なんとも残念なことだが、まあ、その頃、箕面で天然うなぎが獲れたということだ。

 

 


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