今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

「ある精肉店のはなし」

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大阪府貝塚市で長きにわたり、家族経営で精肉店をコツコツと営んできた一家の姿を

捉えたドキュメンタリー。

自分たちの手で育て上げた牛を家族が協力し、丁寧に処理して店頭に並べるという作業を

こなす彼らの真面目な仕事ぶりを映し出す。

監督を務めるのは、『祝(ほうり)の島』が反響を呼んだ纐纈あや。

被差別部落出身者として理不尽な差別を受けながらも、

牛の命と正面から向き合ってきた家族の姿が感動を呼ぶ。

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冒頭から驚かされる。昔ながらの懐かしさが残る住宅街をまるで犬の散歩のように、

人間の何倍もある牛を引っ張って歩く姿。

牛舎からほんのわずかの道のりなのだが、引っ張る力の強さは相当だと想像は付く。

着いた所がこの地域に長くに渡って営んで来た堵殺場だ。

この地域に、102年続いて来たと言う。牛をひいていた北出精肉店の長男は、

「引っ張るこっちも年やからえらいわ」と。ここで牛を育て、それを売る。

牛の堵殺をこんなに細やかに映像として撮ったのは今までにないのではないか。

それだけに少しショックを受けるが、家族総出で、それぞれの持ち場の仕事を、

手早くこなして行く姿に、引き込まれていく。

顔も見ないでこの家に嫁いで来、9人の子供を育て頑固な旦那さんには、苦労させられたと、

話をするおばあちゃん「嫁なんて、来るもんちゃいまっせ」と笑って言う。

いつの間にか日本に無くなってしまった大家族、子供を含め同じ仕事をそれぞれの持ち場で、

協力し合って行く姿に感動する。長きに渡り云われ得ぬ差別を受けて来たであろうと、

だからこそ、家族・地域の強い結束があり、明るさがあると思った。

だんじり祭りの迫力は、そこに息づく人間の力強さとおおらかさを感じさせてくれた。

2013年、102年の堵殺場は閉められた。


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