今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

幼き頃・・21・ 酷い父・箕面 (その3)

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箕面から帰って、しばらくすると、近所の叔母の所に預けられていた姉が来て、

(その頃姉か私のどちらか叔母の所、祖母の所と、分かれて預けられていた)

少し怖い顔で、部屋の隅に連れて行かれ聞かれた。

「あんた、箕面は楽しかったか?そこに女の人が居たはったやろ!なんか買うてもうたやろ!

なんも知らんとからに!」姉が、やや、意地悪そうに言う。そのことに、戸惑いながら、

「なに?よしこさんって言う人やったけど」「ふん!なんも、知らんとからに!あのな!その人な!

私らの新しいお母さんになろうと思うてな!先ずはあんたを手なずけて、馴らそうとしてはってん!」

「え~っお母さん!なんで?」なんか、姉は意地悪に加えて怒っている。

「お父さんに手紙が来てた。見てみ!早く迎えに来てくださいと書いてある。」と。

姉は、時々平気でこんな事をした。父に来た手紙を、無断で読んだことになる。

中学になってからやたら強気で、はっきりと物を言う人間になっていた。

私からすると、とても大人になった姉に見えていた。

手紙は、読まないで、ただただ<新しいお母さん>の響きにショックを受け、意味無く泣いた。

あの人が嫌いとか、嫌とかではなく、想像もしなかった事態に、ただただ泣いた。

<母とはもう会えない、もう帰って来ない>の想いが、はっきりしたからだったかも知れない。

でも、その横で姉は何故か、ほんの少し薄ら笑いをしていたのは、忘れない!

何故、姉はあの時笑っていたのだろうか?

結果として、父はあのよしこさんとは再婚しなかった。

父はとても面食いだった。人の良いだけが顔に出ているよしこさんとは一緒にならなかった。

ひょっとして、姉のあの薄ら笑いは、その事をすでに分かっていたのかも。

そうだとしたら、なんと恐ろるべし中学生と言う事になる。

それから、3年、私が中学生になったとき、何人かの友達と箕面に行く事になり、父にこずかいを貰う時、

父は、「あそこに寄ったらあかんで!」と一言、やや怖い顔で言った。

父は、酷いことをよしこさんにした酷い男だと知る。

もちろん、旅館に寄ることはなかったが、何も変わらず静かなたたづまいだった。

一人で遊んだ川も綺麗な流れのままだった。一応、うなぎも探して川を見ていた。

<ここで、よしこさんに会ったらどうしょう>とだけ、かすかに思いながら滝に向った。


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