テザ・慟哭の大地

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世界的に高い評価を受けるエチオピア人監督、ハイレ・ゲリマが手掛けた壮大な人間ドラマ。ある男性の波瀾(はらん)万丈の人生を通じて、1970年代から20年にわたるエチオピアの狂乱の歴史を映し出す。主人公を演じるのは、エチオピア系アメリカ人のアーロン・アレフ。本作が日本で劇場初公開となるゲリマ監督は、本作で2008年ヴェネチア国際映画祭脚本賞、審査員特別賞を受賞している。世界へと羽ばたいた青年が、歴史の波に飲み込まれていく姿に胸が震える

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いやぁ~~久々に良い映画を観ましたよ。

こんなの小さな映画館で、平日で、6人ぐらいなんてもったいないですよ。多くの人に観てもらいたい。

エチオピアと言われても、何もイメージ出来ないで出かけたのだが、それを知る上でも、

また、世界中が1970年代は、社会主義運動に幻想を抱き突き進んでいて、そこでの大きな矛盾、挫折

差別、翻弄された若者たち、日本でもそうだったと重ねられていく。

そして、犠牲になった多くのいのち、今だにあらゆる大地での、出来事は世界中で終わってはいない。

しかし、映画では、美しい朝靄、流れてくる音楽、子供たち、そんななかの映像に身をゆだねる事が出来る。

命と大地の抒情詩だ。

<テザ> とは、エチオピアの言語アムラハラ語で朝霧と幼年期との意味を持つらしい。

京都 みなみ会館 にて。4月20まで 上映している。

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