今回の、ののが綴る徒然日記テーマ

戦死した「兄の日記」の話・西野ミヨシさん・・。

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「第16師団兵士 下村實はゆく」と、妹さんの西野さんの話を聞く。
下村實生い立ちと記憶
船井郡五ヶ荘村佐々江(現南丹後日吉町)で、1918年。下村家の
長男として生まれる。
6人の弟妹が続く。西野さんはその末妹。
昭和14年第6師団福知山歩兵入営。
6月 千葉陸軍戦車学校に一期生として配属。
15年 春
第16師団伏見の中部 第三十九部隊若林隊に配属。
滋賀県饗庭野 第16師団 軽装甲車訓練所にて訓練受ける。
9月 伏見に戻る。
昭和16年12月24日  フィリピン アチモナンに上陸。
        26日  ルクバン近郊で被弾。 翌日戦死(23歳8ヶ月)
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兄は14年に招集され、太平洋戦争が始まって一ヶ月も経たない12月27日に、
23歳の若さで戦死しました。
戦死した時、私は2歳でした。
生前の兄の顔も、姿もしりません。高校時代に、兄が入隊してから戦場に発つまでの、
3年間に書き遺した十数冊の日記や短歌、詩、家族に宛てた手紙が実家の蔵から、
見つかり、何か兄の思想をつかもうと、思索のあとを読み進んでいきました。
そして、戦争で生命を落とさなければならなかった兄んお悲しい運命について、
深く考えるようになりました。
思えば戦争ほど、悲惨なものはありません。平和な村で農業や林業をしながら、
勉強も人一倍好きで、将来は教師になりたいという夢を抱いていた青年が、
赤紙一枚で国家の名の下に召集されました。
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昭和14年2月28日  射撃練習・ 歩哨、夜間演習等。
この弾丸が当たれば敵は死に、我に当たれば死ぬ。兵を傷つけ、あるいは
傷つけられ、その戦闘力に影響する。この弾丸のために、歩兵は全ての行動を、
訓練しているといえる。兵隊としてはこの弾丸は生命っである。
一発ポンと撃てば硝煙はさっと寒気に消えてしまう。
相手がむこうに居れば、初年兵としてこの様な落ち着きが出来るはずがない。

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短歌と日記
入隊前年 秋

故郷の秋こそ、人生にしみじみと想いをおこさせてくれる。
物に関すること、金、物、権利など、ぐるぐると走馬灯のように頭をかすめては、
また言い知れぬ落ち着きの味もあり、思い深く刻々として迫り来る真理の中、
あらゆる俗世界の様々な態を鋭利なメスで解体してみようとする心がおこってくる。
このように、世事万事に秋の風物を同化させて、生きる秋ならばこそ、
我々は「秋はさびしき」という慣用の言葉を使うことができるのであろう。
太古の歌人も一貫して、秋がうれしきとか、やさしきとか、すべてつややか、
優美というべき主観も客観も歌っていない。真にこそ、その秋を味わってみるならば、
決してある種のうれしさや、喜びに終止するものではない。これを越えたところに、
「さみしさ」は加えられてあるとしる。
すべての時代を通じて一貫せる思想の傾向こそ、実に短歌本来の思想であり、
日本民族固有の自然的流路たる感情の発現に至るのである。

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国難きたる。
輝くも 光れる玉ぞ駅頭に 勇士えを送る 老母ありけり
かすかなる 涙ぬぐわず勇ましき つはもの達を送る翁ぞ
ひたむきに 戦い行きて秋の日の ものりを切によろこびて在り

遠き音
こおろぎの 親呼び子呼び 声にゆれ 豆畑のつゆ 音たてて落つ
朝露の 山影黒く照らし分け ひたひた秋の しのび寄る見ゆ
西山の はるか彼方に ふるさとの 父母起きませる 朝の光に
いかならむ いかならむと 思うこと はかなきふちに 我は落ちゆく

父母います 故郷の村 なかなかに 山里なれば 尚恋しかり

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もっと沢山の短歌や日記を残されていました。
西野ミヨシさんの短歌もお兄さんを偲んで・・

言問いの 風吹きくるや 日の本に いにしえのこと 忘れぬがため
長らえる 生命は哀し 逝きし母 三たびも吾の子 骨を抱けり

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こうした経験や資料からの貴重な話を聞け、今の日本の状態をも、
危機感を持って、一日を過ごした日だったのだが、
伝える人が年々少なくなるのも、現実であるのに対して、
世の変化の方が、スピードを持って進んでいるように思える。

今、BSで、朝ドラ「ごちそうさん」の再放送を観ているが、
とても、大切な台詞があり、また戦争が始まってからの、
何もかも規制されて行く様子も描かれ方がすばらしいと、
感じている。
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