「永い言い訳」

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ディア・ドクター』などの西川美和が、直木賞候補となった自らの小説を映画化。『おくりびと』などの本木雅弘を主演に迎え、交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が、同じ事故で命を落とした妻の親友の遺族と交流を深める様子を映す。共演は、『悪人』などの深津絵里とミュージシャン兼俳優の竹原ピストル。繊細で鋭い心理描写に定評のある西川監督によるストーリー展開に注目。




あらすじ

人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる

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映画を観終わって直ぐに原作本を読みたくなった。
帰りに本屋に寄るが見つけられず、二日後に手にいれ、今、読み出している。
映画でも感じたが、言葉、一言、一言にどんなにか神経を研ぎ澄まされて、
書かれているかと思えたことだ。
映画は決して説明的ではなく、先へ進むことで、それぞれの想いが紡ぐように、
描き出されて行く。
観ている時には、その言葉に引き付けられるが、どんどんと、展開して行く。
自分にも突きつけられる事柄。永くいた身内の事をどれだけ知っていたのか?
身近にいた人間の事だから、当たり前のように過ごしていたから、
気付かずに来ていたのではと。
原作を読んでからまた、もう一度観るかも知れない映画であった。
それに、俳優が、みな、ぴったりの配役であったと思えた。
子どもたちは、この映画に欠かせない大きな役割を果たしている。

見事な子どもたちに大拍手を送りたい。

とにかく、素晴らしい演出の映画だった。

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