「リップヴァンウインクルの花嫁」

黒木華

リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』などの岩井俊二がメガホンを取り、

『小さいおうち』などの黒木華と『新宿スワン』などの綾野剛が共演したドラマ。

派遣教員のヒロインが義母に浮気の濡れ衣を着せられ、家を追い出されながらも、

なんでも屋の男や不思議な住み込みメイド仲間と交流していく姿を描く。

黒木と綾野のほかミュージシャンのCocco、原日出子、地曵豪らが共演。

シネマトゥデイ (外部リンク)




あらすじ

東京で派遣教員をしている皆川七海(黒木華)は、鉄也とSNSで知り合った後に結婚。

結婚式の代理出席をなんでも屋の安室(綾野剛)に頼む。

しかし、間もなく鉄也の浮気が明るみに。

ところが七海が浮気をしたと義母に責められ、家を出ていくことになる。

そんな七海に安室が結婚式の代理出席や、月給100万円の住み込みメイドのアルバイトを紹介。

そこでメイド仲間で、型破りで自由な里中真白(Cocco)と出会う。

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この長いタイトルと意味が分からないまま、岩井俊二監督の魅力に惹かれて観に行く。
何も知らないで映画館に身を置くのも一つの冒険的なところがあり好きだ。
先に知識をいれ、期待しすぎて何本もの映画にがっかりさせられた事も多々ある。
これほど謎めいている不思議な映画は、久々だった。
始めの一時間は主人公のはっきりしない頼りない生き方や騙され方などに、
イラつきさえして行く。でも追い詰められて、流れの中に身をゆだねながら、
本人が、変化していく様に引き込まれて行く。
3時間は長かったのだが始めのあの、イラつきすら覚える一時間があったからこそ
必要だったのだと観終わると、じっくりと伝わって来た。
最後のシーンで、女優りりーさんが、娘を罵倒しながら、服を脱ぎ捨てていくシーンが、
圧巻で魅力的だった。もう一度じっくりと観たい映画だった。

出演者全てがぴったりと、嵌っていて素敵だった。

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