むかし・むかし・こんな店があったとさ!

昔の店で、常連の何人かで発行していた季刊誌「夏休みの友」に、
まだ学生であったK君が書いたものが出てきた。
学生らしい・居酒屋研究と題していた。
店主の私より詳しく店内の細かな所まで書いている。
かなりの呑み助であったのに、酒には弱いと自身の事を書いている。
しかし今、思うと本当かもしれない。記憶が本当に無くなる人で、
約束など酔っている時にしたら、守った事が無く、付き合っていた女子とは、
揉め事の第一位の人であった。何人もの人が居る前で、顔などを
掻き毟られている姿など、面白い場面を幾つか見せて貰えた人物である。
未だにはっきりとした正体は分からないK君である。

写真は店の入り口。大正時代のタイルを嵌め、ビー玉を落としたのは、
店主、私、自らの手づくりであった。
妖しい舌をだしているポストも美術家が作ってくれたのだが、
前を通る、高校生達の間では<たたりがあるで、のろわれるで>とかの、
噂と言うか遊ばれていた店であった。
事実、店主の私の口癖で「呪いをかけて石にするぞ!」と酔っ払いを、
びびらせていたのであるが・・・。
時計の飾りも別の美術家の作品である。
店を閉めた時にはこうしたいろんな物を形見のように人に渡した。

玄関の迎え花は、その夏にテニス合宿に行った。
白浜のとある会社の別荘の庭にシュロの木の実を、我が儘な私が欲しいと懇願した。
我が儘を聞いて、男性3,4人かかりで奮闘してくれた戦利品である。
19年の店を辞めて、もう11年にもなる。
こうしたのが出て来て細かくいろんな事を、思い出させてくれた。
酔っ払いのK君に感謝かな?


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コメント

  1. みき より:

    ののさん、なつかしい玄関が、、、
    私の知らないオブジェもありますが、愉快な大人たちの集まるお店は私にとって忘れられないものです〜

    • nonoblog より:

      貴方が知らないオブジェがあるなんて驚き!。どれですか?
      永いバイト生活だったのに、入り口ですか?
      時計のは、ライトの下に画伯藤原さんのですよ。
      懐かしさを思い出させてくれる品々が時折出てきます。
      私に思い出せよ!っとそれらに纏わる人が言ってる気がします。
      2月には、<のののなつかし料理を食べる会>を催すつもりが・・・いそがしくて・・・その内にね。

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