超絶技巧で有名な伝説的バイオリニスト、ニコロ・パガニーニの破天荒な人生と、
彼の人生を変えた2人の人物との出会いを描く伝記ドラマ。
スキャンダルが絶えない異端児パガニーニを、欧米で圧倒的人気を誇る天才バイオリニスト、
デイヴィッド・ギャレットが演じる。
監督は、『不滅の恋/ベートーヴェン』などのバーナード・ローズ。
共演には『リンカーン』などのジャレッド・ハリス、
『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』などのクリスチャン・マッケイらがそろう。
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全篇を通し、素晴らしいバイオリン演奏の世界に引き込まれた。
パガニーニの伝記と彼の人生を変える彼女との出会いの話なんだが、
主人公を演じている俳優も女優をも、圧倒的な存在でその印象を、
バイオリン演奏が奪って、音楽が主人公だ。
俳優としてのデイヴィド・ギャレットより、やはり演奏のすごさが勝っていた。
不思議だが、彼の破天荒な行動と苦しみが、途中で<マイケル・ジャクソン>と
ダブってしまった。
彼をスターに仕立て上げる クリスチャン・マッケイが、映画の凄みを持たせていた。